池口副国交相 環境税をけん制

政府税調で 環境自動車税にも反論


 政府税制調査会は2日、来年度税制改正の各省ヒアリングと団体ヒアリングを行った。
 各省ヒアリングでは、近藤昭一副環境相が地球温暖化対策税(環境税)の創設を求めたのに対し池口修次副国交相は「トータルで増税となる案であり、これでよいのか、別途議論したい」とけん制するとともに、トラック運送事業など物流効率化に資する事業用燃料への免税措置を求めた。
 池口副国交相はさらに、総務省が同日、基本的考え方を示した環境自動車税(自動車税と自動車重量税を一本化するもの)について「10年度税制改正大綱では、簡素化、グリーン化、負担の軽減の観点で見直すとされているが、総務省案はそのようになっていない」と反論した。

池口副国交相

      池口副国交相