自賠責保険料25％超上げに

11年度12％、残りは１３年度から

　金融庁は14日、全ての自動車ユーザーに加入が義務付けられている自賠責保険料を４月から４年ぶりに12％程度引き上げる方針を明らかにした。当初の想定より支払保険金が増えているためで、２０１３年度には現行より25〜30％程度引き上げた水準へと段階的に引き上げる考え。14日の自賠責保険審議会ではユーザー負担の増加に懸念が示されたほか、一般会計に繰り入れている保険料積立金の早期・確実な返済を求める意見が相次いだ。同庁では20日に再度審議会を開き、具体的な引き上げ幅を決める。