安全対策 ハード・ソフト両面で
国交省自動車局 三上安全政策課長
7月1日付の国土交通省組織改正に伴い、自動車局の安全政策課長に、初めて技術系の三上哲史氏が就任した。
「技術安全部は発展的に解消するが、事務と技術の垣根を越えて事業用自動車の安全政策を考えると、監査などのソフト面とデジタコ活用などハード面の両方の施策がある。自動車局の理念を先行させて、ハード、ソフトの両面で安全性を高めていきたい」と抱負を語っている。
当面の課題は、事業用自動車総合安全プラン2009の推進、事業者に対する監査・処分の実施、事業用自動車の重大事故要因分析など。
2018年に死者数、事故件数半減をめざす安全プラン2009について三上氏は「実現できるよう全力を上げ取り組む」と決意を示し、監査要員の拡充についても「2002年の100人体制から2011年度末には300人を超える体制になる」と述べ、10年で3倍の陣容に拡充してきた点を強調した。
重大事故要因分析については「今年度はトラックの追突事故に焦点を当てたい。渋滞の最後尾に追突する事故などが目立つ。昨年夏は暑く、運転者の注意力に影響を与えたとの指摘もあり、半年かけて分析したい」との考えを明らかにした。

東北大学工学部機械工学科卒業後、1985年に運輸省入省。東北運輸局自動車技術安全部長、自動車交通局技術安全部審査課リコール対策室長などを歴任。
高校時代、ワンダーフォーゲル部に所属。今もハイキングに出かけるとか。東京都杉並区出身、50歳。(みかみ・てつふみ)