中小投資促進税制は延長へ

温対税復活、車体課税はなお調整

　2012年度税制改正審議が大詰めを迎えた。「大玉」である、自動車車体課税の見直しはなお調整中で、結論は出ていないが、中小企業がトラックなどを取得した場合の特例措置である中小企業投資促進税制については、対象設備を見直したうえで2年延長することが決まった。また、2011年度税制改正で導入する予定だった地球温暖化対策税については、2012年度税制改正で「再トライする」（中野寛成民主党税調会長代行）方針で、ガソリン・軽油1リットル当たり初年度25銭、3年半かけて同76銭に税率を引き上げるとの2011年度改正と同内容で再度提案する方向となっている。