暫定税率廃止を削除

民主公約　高速道路無料化も「不可能」

　民主党は11月27日、次期衆院選に向けたマニフェスト（政権公約）を発表した。東日本大震災からの復興を最重点に据え、原発ゼロ、議員定数の削減などを盛り込んだが、2009年マニフェストの目玉政策だった高速道路の無料化、ガソリン税などの暫定税率廃止は今回削除された。

　細野豪志政調会長は、3年間の反省と教訓を踏まえ、次の任期中に必ず実現出来ることに重点を置いたと強調し、「高速道路無料化のような政策は民主党の考え方としては残しているが、財源を2015年度まで復興財源に充当することが決まっているので、次の任期中に実現することは不可能ということで、マニフェストから落とした」と釈明した。

野田首相は2009年マニフェストで実現できなかった項目があることについて陳謝した