全ト協、実勢運賃公表へ

適正収受を支援、課題も

　全日本トラック協会は、トラック運送業の適正運賃収受を支援するため、実勢運賃額の調査・公表に乗り出す。一定の調査母数を確保したうえで、規模別または地域別に集計し、年度ごとに最大値、平均値、最小値を公表する。ただ、実勢運賃額の公表は業界への影響が大きく、下請け多層構造のなかでどの段階の運賃を調べて公表するのかなど課題も少なくない。同協会は今後、調査方法も含めて検討を進める。