売上、利益とも過去最高

セイノーHD　適正運賃収受が奏功

　セイノーホールディングス（田口義隆社長）が14日発表した2014年3月期の連結決算は、売上高が5期連続増収の5434億700万円（前期比5.3％増）、営業利益も同じく201億8900万円（40.7％増）、経常利益は253億2400万円（30.1％増）となり、いずれも過去最高を更新した。純利益も154億9000万円（27.5％増）と好調だった。
　14日の決算説明会で田口社長は、過去最高の増収・増益の背景について、日本経済全体の景況による消費者と生産者のマインドの高揚を外的要因にあげ、内的要因では適正運賃収受に注力した結果、荷主の理解を得たことをあげた。この結果、全体の物量が約4％、運賃が2％程度アップしたという。

　　　　　　　　　決算を説明する田口社長