死者数目標未達で対策強化

国交省　大型トラックに重点化

　国土交通省は6月27日、事業用自動車総合安全プラン2009フォローアップ会議を開き、中間目標の達成状況と今後取り組むべき対策の方向性を示した。トラック、バス、タクシーの事故発生状況は、事故件数は目標の4万3000件に対し昨年の実績が4万2425件となり達成したが、死者数は目標の380人に対し434人で未達となった。ゼロをめざす飲酒運転は、違反件数が126件と5年で半減したものの、未だに発生している状況だ。死者数の最終目標達成のため、割合の多いトラックに対し重点的に対策を講じ、とくに死亡率の高い大型車対策を検討する必要があるとしている。
死者数の目標未達を踏まえ、今後の対策については強化する方針を打ち出したが、今秋の次回会合までに具体的な行動計画として策定する。

衝突被害軽減ブレーキの普及の一層の加速を図る方針も示された。