高速道路　駐車場不足が深刻化

「眠くても休めない」　運輸労連、拡充要望へ

　高速道路上のサービスエリアなどで、トラック用の駐車スペース不足が深刻化している。景気回復で荷動きが上向くなか、絶対数が不足しているうえ、深夜割引の適用を受けるため時間調整するトラックが後を絶たないためだ。サービスエリアなどへの進入路や本線への合流路での危険な路肩駐車を強いられる車両も少なくない。「このままでは必要な休憩が取れず、改善基準を守れない」として、トラック産別労働組合である運輸労連が実態調査に乗りだした。サービスエリアなどの実態を克明に記録したDVDを作成し、今後政府や与野党に駐車スペースの拡充などを要望していく予定だ。

満車状態のトラック駐車スペース（名神・草津PA）