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日本流通新聞11月3日付紙面から

「値上げ」5割超 過去最高

東ト協連調査 人手不足 荷主も認識

 東京都トラック運送事業協同組合連合会(東ト協連/古屋芳彦会長)が年に2回調査する「運賃動向に関するアンケート」(第21回)の結果をこのほど公表した。200事業者を選定し、回答のあった167事業者を基にまとめた。
 運賃収受の状況では、改善傾向になってきた。希望する運賃に比べ「希望通り」と回答した事業者は、前回調査(1月)の10.0%より3.2ポイント上回り、13.2%の22事業者となった。
 また、2月から7月までの半年間で「運賃交渉した」と回答した事業者は、前回調査より12.4ポイント増えて47.3%の79事業者だった。そのうち、「値上げできた」と回答したのは、同じく28.9ポイント増で51.9%の41事業者に達し、調査開始以来過去最高となった。
 東ト協連事務局は、運賃交渉、運賃値上げが増えた要因を「トラック運送業界の人手不足の実情を荷主も知り始め、車両確保のため運賃見直しに応じてきた結果とみている。また事業者は交渉に際して、原価計算を踏まえ、コストなどしっかり提示できるようなったことも大きい」としている。

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